証券口座開設時に知っておきたい口座の種類と選び方

初めて株式投資をする方にとってご自身が口座開設をする際にこれまで目にしたことのない専門用語が出てくることがあるでしょう。
その一つが【特定口座】【一般口座】といった口座の選択です。

証券口座は即日で開設し、その日のうちに取引を始めることが出来るわけではなく早くても1週間はかかります。
株式投資を早く始めたいという焦る気持ちの中で見慣れない用語を目にすると、よく分からないがゆえに「初心者の方におすすめ」といった言葉が書いてあるものを選んでしまいます。
しかし実際に口座を開設した後になってすぐに変更することは出来ません。
その年に取引を行っていると翌年の取引からしか変更できないため、最長で1年近くも待たなければならないのです。
そういった事態を避けるためにも予め口座の種類を理解しておく必要があります。

SBI証券の口座の種類

こちらがSBI証券の口座開設を申込む際に口座を選択する場面です。
よく分からないから一番上でいいや…といった感じで選ばないようにしましょう!

これらは出来ることなら開設する証券口座を選ぶ前に頭に入れておいて欲しい知識です。

口座の種類

証券口座開設に選択できる口座は特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)、一般口座の3種類があります。
下記の表はこれら3つの口座の特徴を簡単にまとめたものです。

特定口座

(源泉徴収あり)

売買取引で利益を確定するたびに証券会社が自動的に税金を徴収します。

自分で取引を集計・計算することや、確定申告も不要

特定口座

(源泉徴収なし)

年間取引の集計。計算を自分でする必要がなく、証券会社が行います。

その結果、20万円を超える利益が出た場合は確定申告が必要

一般口座 1年間の売買取引の結果を自分で集計・計算し、20万円を超える利益が

出た場合には確定申告が必要。損失時の繰越控除を受ける場合も同様。

特定口座

特定口座とは1年間(1~12月)の株式取引の利益又は損失額を証券会社が計算をし、確定申告時に必要となる「年間取引報告書」という書類を作ってもらえる証券口座です。
特定口座には以下の源泉徴収がありとなしの2種類あります。

源泉徴収あり

そもそも源泉徴収とは給与や利益が出た場合に、個人に変わって給与であれば会社、株の利益であれば証券会社が国に税金を納める制度です。
会社員の方であれば給与額面を受け取り、確定申告をして納税する。ということをせずに給与から税金や保険料が引かれたものを手取りとして受取りますよね?

源泉徴収ありの特定口座は株取引によって利益が発生する都度、証券会社が税金を徴収します。
そして個人に代わって1年分の税金を国に納めるのです。
つまり源泉徴収ありの特定口座を選んで証券口座を開設した場合、税金の金額等を気にかけることなく、確定申告の手間も必要ありません。

普段会社員の方は一部の方を除き、大多数の方は確定申告をすることがないでしょうから確定申告という言葉を目にするだけで気が引けるのではないでしょうか?
確定申告という言葉に抵抗のある方は特定口座(源泉徴収あり)を選択するのが無難でしょう。

ただし、確定申告する手間がないというメリットがある反面、デメリットもあります。

普段株式のトレードを生業にしていない私たちは年間20万円超の利益を得なければ確定申告をする必要がないのです。
つまり、本来は税金を納める必要がない年間15万円の利益だったとしても、この口座を選択している場合には約3万円ほどの余計な税金を納めることになるのです。

源泉徴収なし

源泉徴収なしの特定口座を選択した場合は年間の取引利益が20万円を超えるとご自身で確定申告をする必要があります。
ただし年間取引報告書の作成は証券会社が行ってくれるので、年明けに自宅に郵送されるその報告書に記載された金額をもとに申告を行うためそこまで煩わしい手間はかかりません。
また、先ほど例に挙げたような年間15万円の利益の場合はまったく税金を納めずに済みますし、確定申告をする必要もありません。

そもそも確定申告を毎年行っている自営業(私自身も)の方は特定口座(源泉徴収なし)を迷わず選択することを断然おすすめします!
また、そもそも初心者だから20万円も利益が出ないでしょ…と思われている方も選択していいと思います!

さらに年間の利益が20万円前後の方であれば、年内にこの取引を行うと20万円を超えてしまうという場合は、翌年までポジションを持ち越すことで余計な税金を払わずに済みます。
その逆で20万円を若干超えているときに、保有している含み損を抱えている銘柄を取引することで年間利益を20万円以下に調整することも可能です。

一般口座

ここまで2種類の特定口座を紹介しましたが、最後に一般口座です。
正直株式投資をする上で一般口座を利用するメリットはありません。
1円単位の煩わしい取引の集計・計算をわざわざ自分する必要生がないでしょう。

ではどのような人が一般口座を利用しているのか?
それは株式や投資信託を取引する人ではなく、国債や社債といった債権の売買を行う方です。
こういった方は特定口座ではなく一般口座のみでの扱いとなります。

まとめ

一般口座は選択の余地なし!
確定申告という作業に少しでも抵抗を感じる方は源泉徴収ありの特定口座を選ぶべき!
自営業の方や確定申告に抵抗がない方は源泉徴収なしの特定口座を選ぶべき!

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